筋系の生理学 Part3

筋系の生理学について、
「トートラ人体解剖生理学 Gerard J. Tortora (著), Sandra Reynolds Grabowski (著)」を参考に何回かに分けて話を進めています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
筋疲労
持続的活動後、筋が強制的に収縮する能力をなくすことを筋疲労と呼ぶ。
筋疲労における要因・・・
・筋小胞体からのカルシウムイオン放出の低下
・クレアチンリン酸枯渇
・不十分な酸素
・グリコーゲンや他の栄養素の枯渇
・乳酸およびADPの蓄積
・アセチルコリンを十分に放出するための運動ニューロンにおける神経インパルスの機能不全
など・・

乳酸が増すと体液のpHの低下が引き起こされると思われるため、筋疲労はpHが正常な許容範囲を下回って低下するのを防ぐ恒常性の機序とみなされる。

運動単位の動員
収縮する運動単位の数が増加する過程は、運動単位の動員と呼ばれる。
普通、筋線維を支配する各運動ニューロンは非同期的に興奮する(ある運動単位が収縮しているあいだ、他のものは弛緩している。)
運動単位活動のこのパターンは、収縮する運動単位を交互に切り替えることで筋疲労を軽減、遅らせ、それにより収縮は長時間持続可能となる。

運動と骨格筋組織
ジョギングやエアロビクスのような規則正しい反復性の活動は、骨格筋中の毛細血管の数を増大させ、好気的細胞呼吸に対する酸素に富んだ血液の供給を改善する。
それに対し重量挙げのような活動は、筋タンパクの合成を刺激し、ある期間にわたって筋線維の直径の増加を起こす筋肥大をもたらす。
その結果、エアロビクストレーニングは持続的活動のための耐久力を作るが、ウェイトトレーニングは短時間の技のための筋力がつく。
一定期間の激しい運動後12〜48時間後に、骨格筋はしばしば硬直、圧痛、腫脹を伴う遅発性の筋肉痛を示す。
遅発性の筋肉痛の原因は完全には理解されていないが、顕微鏡レベルでの筋損傷が主な要因であると思われる。
 筋が一定の基準で収縮している場合に生じる変化とは対照的に、まれにしか収縮しない筋は筋の衰弱である筋萎縮を起こす。
筋が使われなければ廃用性萎縮を起こす。
寝たきりのヒトや大きな筋群を固定するギプスをしている人は、不活動の筋への神経インパルスの流れが大きく減少するため廃用性萎縮を起こすことがある。
神経インパルスがその運動ニューロン内で止むならば、筋は神経支配の除去性萎縮をこうむる。
6ヶ月〜2年間で神経除去された筋は、元の大きさの1/4になり、筋線維は線維性結合組織にとって代わられると思われる。
線維性結合組織への移行が完了すると、もとの筋線維に戻ることは出来ない

つづく・・・・


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

表示タイプ変更 スマホ版



自己紹介

profilephoto整体の安穏亭 院長
'73年香川県生まれ
'07年開業し現在も直す技術を研究中。
*コメントは承認後公開
趣 味)
合気道・・・三段。武術を通して身体操作の原理を研究。
自転車・・・四国、九州一周、しまなみ海道は妻と。とびしま海道は子供達と。

カテゴリー

広島ブログリンク

ブログのランキングに参加しているので、クリックしてもらえると助かります。
広島ブログ
                 

アイテムBox

---AccessCounter---
累計:
本日:
昨日:
-----------------------

【ブログ内検索】
        

最新記事

関連サイトへのリンク

        

最新コメント

月別まとめ

others

プロフィール

Search

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM