筋系の生理学 Part5

筋系の生理学について、
「トートラ人体解剖生理学 Gerard J. Tortora (著), Sandra Reynolds Grabowski (著)」を参考に進めて行きます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
収縮の生理学
筋の収縮にはCa2+とATP(エネルギー)の両方が必要である。
筋線維が弛緩した状態では、筋形質中のCa2+は筋小胞体のCa2+能動輸送ポンプによって継続的に筋小胞体中へ輸送される。
その為筋形質中のCa2+濃度は低い。
しかし、筋活動電位が起きると、筋小胞体のCa2+放出チャネルが開き、筋形質中にCa2+が放出される。
Ca2+はアクチン上のトロポニンに結合すると、トロポニン−トロポミオシン複合体の形が変わり、アクチン上のミオシン結合部位が露出する。
いったんミオシン結合部位が露出されると、下記 銑い亮縮サイクル(フィラメントの滑走を引き起こす反復性の一連のサイクル)が始まる。
ATPを分解させる

ミオシンの頭部は、ATPをADP及びP(リン酸群)へと分解させるATPaseを含んでいる。この分解反応は、ADPとPがミオシン頭部に付着したままではあるが、ミオシン頭部にエネルギーを与える。
∀結橋の形成

エネルギーを与えられたミオシン頭部はアクチン上のミオシン結合部位に付着し、連結橋を形成しリン酸群を放出する。
H動工程(力の発生)

リン酸群の放出は収縮の工程を引き起こす。ミオシン頭部は回転または旋回してADPを放出する。数百万のミオシン頭部の旋回につれて生み出される力は、太いフィラメントを越えて細いフィラメントをH帯の中へ滑り込ませる。
ATPの結合と分離

発動工程の終了時、ミオシン頭部はアクチンに強固に付着したままである。ミオシン頭部がATPの別の分子に結合すると、ミオシン頭部はアクチンから離れる。

ミオシンATPaseが再びATPを分解するにつれて、ミオシン頭部は新しい方向に向かい刺激され、細いフィラメントに沿ってさらに別のミオシン結合部位と結合する準備状態に入る。
収縮サイクルはATPとCa2+が筋形質中で利用可能な限り繰り返される。
 人は死ぬとその後に、Ca2+が筋小胞体から漏出されトロッポニンへの結合を開始し、細いフィラメントの滑走を引き起こす。だがATP産生は中断されているためミオシン頭部はアクチンから解離することが出来ない。
その結果生じる筋の硬直は死後硬直と呼ばれる。
それは24時間持続し、次にさらに組織が分解するにつれて消失する。

筋の弛緩
筋線維は2つの変化により、収縮した後に弛緩することを可能にする。
第一に、神経伝達物質のアセチルコリンご分解されると筋活動電位の発生が終わり、筋小胞体のCa2+放出チャネルが閉じる。
第二にCa2+が筋形質から筋小胞体中に急速に輸送される。
筋形質中のCa2+値が低下するにつれて、トロポミオシン−トロポニン複合体はアクチン上のミオシン結合部位を覆うような位置まで戻り、細いフィラメントは弛緩した位置へ滑走し、筋が弛緩する。


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

表示タイプ変更 スマホ版



自己紹介

profilephoto整体の安穏亭 院長
'73年香川県生まれ
'07年開業し現在も直す技術を研究中。
*コメントは承認後公開
趣 味)
合気道・・・三段。武術を通して身体操作の原理を研究。
自転車・・・四国、九州一周、しまなみ海道は妻と。とびしま海道は子供達と。

カテゴリー

広島ブログリンク

ブログのランキングに参加しているので、クリックしてもらえると助かります。
広島ブログ
                 

アイテムBox

---AccessCounter---
累計:
本日:
昨日:
-----------------------

【ブログ内検索】
        

最新記事

関連サイトへのリンク

        

最新コメント

月別まとめ

others

プロフィール

Search

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM